
プロポ操作は【前進】【右旋回】【左旋回】のみの簡単操作。
楽しいホビー感覚で過酷な除草作業を遂行できます。
市販されていますフロアブル剤(別売)をご使用いただければ薬液の散布も可能。田んぼに立ち入らなくとも均等な散布ができます。
実証試験を繰り返し作られた特殊設計のチェーンです。泥の表面だけを掻くため、そこに根を張る草は掘られて水面に浮きますが、既に深いところへ根を張った苗はスルリとよけて抜いてしまうことはありません。掻かれた後は水が濁り、雑草の光合成を阻んで成長を抑える効果もあります。田の状態に合わせて、鎖の本数を変えたり、チェーン先端に重りを付ける等カスタマイズすることも可能です。強いステンレス材を使用した先端部はサビや変形に強く、洗浄・メンテナンスも簡単です。
通常のプロペラボートはラダーで左右に舵を切り風力を利用して旋回しますが、アイドリング状態だったり、低速では風力が足りず曲がれません。そこで前方に独立したプロペラモーターを搭載し、従来の常識を覆す驚異の信地旋回を実現させました。どんな圃場でも確実にチェーンを引き回し、隅々までアタックできます。プロポ操作は【前進】【右旋回】【左旋回】のみで、超低速走行もでき、容易に操作できます。万が一ぶつかってもその場で止まったまま旋回し脱出も簡単にできます。また、カバーがプロペラを保護して苗に絡まるのを防ぐため、安全に作業できます。
「チェーン除草も良いが、ウチの田んぼはどうしても除草剤を散布しなきゃならない。」そんな声にもお応えして、フロアブル剤も散布可能な仕様となっております。ボート中央部のポリタンクに市販されていますフロアブル乳剤を購入し注入していただければ、一度の作業で2ℓまでの散布が可能です。散布ではボートが推進できる程度の深水管理にて散布作業を行いますので、ボートが水面を掻き回し乳剤が圃場全体に万遍なく均等に撹拌され、通常の除草剤散布と比べ雑草の抑制に高い効果が期待できます。除草剤が低粘度の液状乳剤であれば初期、中期での除草問わず、このボートでの散布が可能です。プロポ側で散布チューブの開閉操作ができますので、任意の場所にピンポイントで散布することも可能です。ポリタンクや薬液チューブは簡単に取外しができますので、使用後の洗浄メンテナンスも簡単です。
地区 | 岐阜県高山市上宝地域全般 |
標高 | 500〜550m |
気温 | 平均20.1℃ |
水温 | 15℃〜16℃ |
ボート使用状況 | 初期フロアブル剤散布1回、チェーン除草3回 初期中期フロアブル剤散布1回 |
①水田の水深はボートが座礁しない5cm~10cm程度を目途にした深水に管理してください。
②フロアブル剤散布時期はご使用の除草剤の使用要領に従って散布して下さい。
③フロアブル剤をポリタンクに注入する際は、ボードや機械部分にかからないよう注意を払って作業して下さい。
④フロアブル剤を散布する場合は、乳剤が水田内に万遍なく拡散されるよう中速程度のスピードで走行していただくことを推奨します。
①水田の水深はボートが座礁しない5cm~10cm程度を目途にした深水に管理してください。
②1回目の除草時期は、苗が活着する移植日より5日程度経過した頃を推奨します。2回目以降の除草時期については地域によって差異ありますが、1回目終了後より5日程度経過した毎に、中干しまでの間実施していただくと効果が期待できます。詳しくは「ボート利用スケジュール」をご参照ください。
③除草にかける時間は各圃場状態により異なりますが、10aあたり30~40分程度を目安に、中速程度以下のスピードで稲列、株間を万遍なく走行していただくことを推奨します。
①このボートは水田内の除草用、フロアブル剤散布用に製作されています。農業用機械というよりはホビーボートに近い分類ですが、目的外でのご使用は極力お控えください。
②このボートは専用に開発した除草チェーンを使用することによって水田内の雑草除去を目的としていますが、使用基準、使用頻度によっては100%の除草効果を保証するものではありません。
③このボートには高電圧Lipoバッテリーや高出力型エンジンを使用しています。ご使用前に取扱い説明書を熟読され、正しく使用してください。
④このボートは防滴仕様ですが、過度な水洗いや薬品による洗浄は行わないでください。特にバッテリーBOX内への浸水には十分ご注意ください。電気ショートによる故障の原因となります。
⑤エンジンやモーターを回した状態のプロペラには絶対に手や指を入れないでください。切断等による大怪我の危険があります。
⑥このボートには混合燃料専用の1000mlタンクが搭載されています。使用要領にもよりますが、燃料満タン状態で約1時間程度の連続稼働が可能です。
⑦混合燃料の比率は40~50:1程度を推奨します。
⑧バッテリーの稼働時間は使用要領にもよりますが、バランス充電によってコンディションを整えた満充電状態で、必要最低限の操縦で最長約5時間程度の稼働は確認済です。しかし外気温が高すぎてバッテリーの自己放電が過剰に進んだ場合や、各セル間のバランスが大きく崩れた状態のバッテリーを使用して過度な操作をしたなどの場合、最短1~2時間程度で充電切れになることがあります。